インドネシアをはじめ世界中の人々は、親愛なる日本の方々が大変な困難に直面しているのを目の当たりにし、心を痛めています。この災害で多くを失い、生活再建に向けて気の遠くなるような課題に直面している被災者の皆様のために、日々お祈り申し上げております。また、この大惨事で亡くなられた方々に対して、心よりお悔やみを申し上げます。
インドネシアにおける経験から、日本の方々が現在直面している途方もない苦しみと喪失感をお察し致します。また、被災された方々の救援活動および被災地の長きにわたるであろう再建は、日本にとって計り知れない困難を伴うものであると理解しております。ただ、こうした難局を乗り越える上で、日本は決して独りではないことを日本の方々に知っていただき、それが少しでも日本の方々の支えになればと願っております。大きな悲劇に見舞われた際に、世界はいつも一つになります。世界各国の政府、企業、そして市民が一つになり、この素晴らしい日本という国と共に立ち向かい、協力および支援の手を差し伸べています。
アジア・パルプ・アンド・ペーパー・グループの会長として、長年深いパートナー関係にあり、お世話になってきた日本の方々を、一企業としてサポートするのが私達の責務であると感じております。APPは、被災地での救援活動、および再建プログラムをサポートするハビタット・フォー・ヒューマニティー・ジャパンに対して、義援金1億円とその他救援物資を提供いたします。APPとハビタット・フォー・ヒューマニティーは、インドネシアの大災害の際にも緊密に連携して援助を行いました。ハビタット・フォー・ヒューマニティーは、救援活動を必要としている世界中の人々に対して、絶え間なく援助を提供している組織です。APPはハビタット・フォー・ヒューマニティーが現在取り組んでいる被災地への救援物資提供などの救援活動をサポートし、長期的には津波によって壊滅的な被害を受けた被災地の復興支援をサポートしていきます。
日本は強く誇り高い国であり、これまでの何世紀もの間、幾度もその回復力を示してきました。その日本の方々の精神力を信じております。世界中の親愛なる企業や人々の協力のもと、日本が今まで以上に強い国として復興を遂げ、より明るい未来を切り拓くことと確信しております。
2011 年3 月21 日、ジャカルタにて
アジア・パルプ・アンド・ペーパー・グループ 会長
テグー・ガンダ・ウィジャヤ
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