APPは、すべての事業活動において、環境と持続可能性に真摯に取り組んでいます。EUTR（欧州木材規則）に代わる規則(EU) No 995/2010は、（EU）2023/1115号EUDR（欧州森林破壊防止規則）により2023年6月29日に制定された新しい規則です。これは2024年12月30日に施行され、一部の中小企業については2025年第1四半期に施行される予定です。この規則は、APPが事業を展開している27の加盟国すべてに法的拘束力を持つことになります。
私たちの事業、特にインドネシアにおけるFLEGT（森林法施行・ガバナンス・貿易に関する行動計画）に関しては、これは依然として新しいEUDR規則の一部であり、デュー・ディリジェンスの過程においてリスク軽減の手段として使用することができます。2024年2月現在、施行ガイドラインが発表されておらず、入手もできないため、FLEGTが制度全体の中でどのような役割を果たすかはわかりません。インドネシア政府と欧州連合（EU）加盟国の間では、新規則の中でこの規制がどのような役割を果たすかについて、現在も協議が行われています。
APPは、この数年間、この規制がどのようにできあがるのかを非常に興味深く見守ってきました。私たちは、政府、所轄官庁、ステークホルダー、顧客、業界団体、シンクタンク、学術機関、さらには利害関係者や主要な自主認証制度と協力して、規制への適合を図り、すべての関係者間で遵守に向けた取り組みに関する情報を広く共有しています。
EUDRは、木材とその関連製品だけでなく、（一般的な）商品全般を対象としているため、従来の規則よりもはるかに広範囲の規制を定めています。これらの商品とは、牛、ココア、コーヒー、パーム油、ゴム、大豆です。
EUTRに準拠して再びオペレーター／トレーダー制度が基本となっていますが、この新規制ではトレーダーにより多くの責務が課せられています。
企業が満たさなければならないEUDRの中核的な要件は6つあります：
1.法的条件の遵守
2.社会的保護措置の遵守
3.貴社の製品が森林破壊や劣化に関与しないことを証明すること
4.原料の出所を示すための地理的位置情報の提供
5.サプライチェーンのライフサイクルを通じた製品のトレーサビリティを示すこと
6.適切なリスク軽減戦略を策定するためのリスク評価規則の遵守
特に、森林破壊に関与しない製品としての木材商品の一部として、これら（の要件）は2013年からサプライチェーン全体で森林破壊に関与しないという私たちの方針に合致しています。APPは、すべての事業活動域内に新しい追跡・調査システムを導入しました。これは、国内で収穫が行われた森林の新しい地理位置データ（経度・緯度座標）を提供するのに役立ちます。
私たちは、EUDRの下での法令遵守の全領域に引き続き取り組んでいます。APPは、EUDRの下で規定されている自社の義務、および当社のオペレーターとトレーダーの義務を十分に認識しています。APPは、EUDRに対する進捗と誓約、そしてEUDRの遵守（事項）に向けた最善取り組みについて更新し続けます。
APP（アジア・パルプ・アンド・ペーパー）グループについて
APPは、インドネシアの複数の紙・パルプメーカーおよび林業会社の持株会社として、高品質なティシュ、板紙、紙に対する世界的なニーズの高まりに応えています。当社の製品は、6大陸にまたがる150カ国以上に供給されています。APPは、傘下の紙パルプおよび林業事業体のグループ名であり、中国における紙パルプ・林業事業も含みます。
持続可能性と倫理的慣行への献身を原動力として、私たちは従業員、社会、環境の幸福を優先します。私たちの取り組みは、技術の進歩と改革の促進、地域社会との密接な協力、そして生産とサプライ・チェーン全体を通して国際的に認められたビジネスおよび運営基準の遵守を含みます。
環境・社会・ガバナンス（ESG）の原則に沿った「持続可能性ロードマップ・ビジョン2030」は、環境保護、地域コミュニティの強化、生物多様性の保全、カーボンニュートラルの実現に向けた私たちの行動指針です。
www.asiapulppaper.com
—————————————————————————————————-
メディアのお問い合わせについては、下記までご連絡をお願い致します:
エイピーピー・ジャパン株式会社
サステナビリティ・コーポレートコミュニケーション本部 山崎
Tel: 03-5795-0023
E-mail: sustainability@appj.co.jp
