2022年12月20日 ジャカルタ
アジア・パルプ・ペーパー(APP)シナルマスは、気候変動、森林(材木)、水セキュリティの3つの分野についてCDPの評価を受けていますが、本日、2022年のCDPスコア報告書を公表しました。その内訳は、気候変動分野でスコアB、また森林分野でもスコアBで水セキュリティ分野ではスコアBマイナスでした。
CDPとは英国を拠点とする独立した非営利団体で、企業の環境パフォーマンスを評価し、環境に対する負荷やリスク、改善の機会についてアドバイスを行い、国際的に評価されている機関です。CDPは環境報告の世界標準として広く認知されており、毎年、世界中の企業や公共団体と協力して評価を行い、その報告書は投資家や企業、政府によって参照されています。
APPが取得した気候変動分野のスコアBはマネジメントレベル であり、アジア地域および木材・製紙原料部門の平均スコアCより高いものです。森林(材木)分野のスコアBも同じくマネジメントレベルであり、アジア地域平均のスコアCより高い評価であると同時に、木材・製紙原料部門の平均スコアBと同じ評価です。水セキュリティのスコアBマイナスもマネジメントレベルにあたります。
APPの持続可能性担当役員のエリム・スリタバ氏は最新のCDPスコアを公表するにあたり、次のように述べました。「CDPは気候や環境、持続可能性に関する当社のさまざまな取り組みについて独立した評価を行っていますが、APPはこうした評価を大切なものと考えています。当社は、産業界や地域・世界の最善慣行(ベストプラクティス)に照らして自社のパフォーマンスがどのような位置にあるのかを把握し、また、そうしたベストプラクティスと自社のパフォーマンスとの差を埋め、CDPの3つの分野に関する当社の活動を調整するために、CDPの評価を活用しています。当社は責任ある持続可能な企業となるべく継続的に取り組んでいますが、この目標は当社単独で達成できるものではありません。従業員、お客様、地域社会、行政の皆様のご支援があって初めて、私たちはより良い企業となれるのです」
CDPスコア報告書により、企業は自社のスコアを把握し、より高いスコアを取得するためにどの分野に注力する必要があるのか知ることができます。また、自社のパフォーマンスのレベルを知り、これを同業者と比較することで、環境面の管理 を推進し、気候、環境、持続可能性分野のガバナンスを継続的に改善していけるようになります。
注)CDPスコアは上から順に、「リーダーシップレベル(A、A-)」「マネジメントレベル(B、B-)」「認識レベル(C、C-)」「情報開示レベル(D、D-)」に区分されています。
<アジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)シナルマスについて>
アジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)シナルマスは、世界的に拡大するティッシュ、板紙、紙の需要に対し、高品質な製品を提供する紙パルプメーカーグループの統一ブランドです。APPシナルマスの製品は、6大陸、150カ国以上で販売されています。
持続可能で責任ある事業活動として、私たちは従業員、社会及び環境に配慮した製造と経営を行っています。生産とサプライチェーンを通して、私たちは技術とイノベーションを活用し、地域コミュニティとパートナーシップを築き、国際的なビジネス運営基準を遵守しています。
私たちは環境・社会・ガバナンス(ESG)の原則を支持しており、また我々の持続可能性ロードマップ・ビジョン2030は森林保護、地域コミュニティ支援、生物多様性の保全、そしてカーボン・ニュートラル実現に向けた取り組みの指針となります。
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