【2021年12月9日、ジャカルタ】アジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)シナルマスは環境取り組みに関し、CDPより業界最高レベルの評価である森林「A-」グレード、また気候変動「B」グレード、および水の安全「B」グレードの選定を受けました。森林「A-」グレードの選定は2017年、2018年に続き3度目となります。
CDPはイギリスを拠点とする非営利団体で、投資家、企業、都市、州、地域や政府などを対象に、気候変動、水の安全、森林破壊の各項目について各団体の活動がもたらす環境への影響、リスク及び機会の検証と管理に関する情報開示を行う団体です。この環境レポートは広く評価を得ており、年間90か国超の企業や公共団体に情報開示を働きかけています。
CDPのガイドライン及び方法論は、Science Based Targets Initiative(SBTi)、Global Reporting Initiative(GRI)、国連グローバルコンパクト(UNGC)の持続可能な開発目標(SDGs)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)といった複数のグローバルな制度や組織に基づいています。
今般の選定に際し、当社持続可能性担当役員のエリム・スリタバは次のようにコメントを発表しました。「APPは真摯にグローバル環境フットプリント改善に取り組んでおり、今回のCDPにおける各項目での高い評価は我々の献身的な取り組みの証であるとともに、APPが業界内で最も持続可能な企業の一つであることを示しています。また、CDPの評価は当社の活動を年ごとに、また分野ごとに同業他社と比較する指標となり、企業活動の全てが気候変動、水の安全、森林保護に焦点をあて、好影響をもたらすことを確実にしてくれます。今回の高い評価は、ゆるぎないコミットメント、サプライチェーン全体における改善、ステークホルダーとのパートナーシップを通じて、APPは持続可能性に関して多くの努力を重ね、インドネシア政府および世界の目標に貢献していることを確信できた点において、当社およびパートナーにとって非常に勇気づけられます。」
先般開催されたCOP26は、炭素排出と気候変動の影響を緩和させる森林の役割にスポットライトを当てました。APPの森林保護方針の核心である持続可能な森林管理は、世界の気候と環境生態系の維持をつかさどる役割を担っています。お互いに協力しながら私たちの森林を守り続けることにより、世界の生物多様性を保護し、ネット・ゼロの目標へより早くたどり着くことが可能になります。