【2021年12月20日】インドネシアを拠点とする総合製紙企業グループであるアジア・パルプ・アンド・ペーパー・シナルマス(以下、APP)の日本法人エイピーピー・ジャパン株式会社(本社:東京、代表取締役会長:タン・ウイ・シアン、以下APPジャパン)は、2021年12月8日(水)~ 10日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開かれた日本最大級の環境展示会「エコプロ2021」に出展しました。エコプロの参加は、昨年のオンラインを含めて今年で9回目となります。同じAPPグループのユニバーサル・ぺーパー株式会社(本社:東京、代表取締役会長:タン・ウイ・シアン、以下ユニバーサル・ペーパー)と共同で出展しました。
本年度のブーステーマは「つなぐ」とし、両社員を対象に実施した事前アンケートやワークショップを通じて出てきた意見から「製品に紐づいたSDGs達成に向けた取り組みや脱炭素対策」に焦点をあてた展示を行いました。製紙企業として行っている持続可能な森林管理と、製品の生産や輸送にかかる環境配慮への取り組み、さらに地域住民やお客様などのステークホルダーとつながる様々な取り組みをSDGsの17目標を関連づけて一枚の大きなイラストで紹介し、展示された製品がどのような取り組みを通じて消費者に届けられているのかを説明しました。
とりわけ、APPジャパン製品の売上の一部を寄付することで実施している「森の再生プロジェクト~いっしょにSDGsに取り組もう!~」の紹介では、対象製品のコピー用紙、印刷用紙を使用した雑誌、紙袋、産業用紙を使用した板紙製品も展示し、消費者がより身近に使用されている製品展示からプロジェクトの概要、寄付を通じて「SDGs」へ貢献されていることを当社社員自らが丁寧に訪問者に説明し、プロジェクトに対しての理解を深めていただくことができました。
コロナ禍にも拘わらずブースには大人から小中学生まで大勢の方々にご訪問いただきました。特に、SDGsや脱炭素に関心が高く、熱心にメモを取りパネル展示からも学んでいる方が大勢いたことが印象的でした。訪問者には、ユニバーサル・ペーパーのソフトパックティシュと、APPジャパンの紙で作ったマスクケース、ふせんなどをプレゼントしました。
APPグループは2013年2月に「森林保護方針」を発表し、「自然林伐採ゼロ」を誓約しました。それ以来、植林木だけで紙をつくり、自然林を一切伐採しない資源循環型の経営に取り組んでいます。さらに、ベランターラ基金などを通じて、インドネシアの森林保護・再生支援に取り組み、地域住民への支援、温室効果ガスの排出抑制や生物多様性の保全など、SDGsの達成に幅広く貢献しています。APPはこれからも、地球環境の保全と持続可能な事業活動に尽力してまいります。
<「森の再生プロジェクト」について>
2020年8月から始まった「森の再生プロジェクト」は、当社製品の売上の一部をインドネシアで活動するベランターラ環境保護基金に寄付し、森林火災や違法伐採によって荒廃してしまったインドネシアの森に、自生種の苗を植えるプロジェクトです。森は地球温暖化の原因である二酸化炭素を吸収して酸素を放出しています。その森の再生は、もっとも効果的な気候変動対策です。この取り組みは、SDGs13番「気候変動に具体的な対策を」、15番「陸の豊かさも守ろう」、17番「パートナーシップで目標を達成しよう」の達成に貢献しています。
<ベランターラ環境保護基金について>
ベランターラ環境保護基金は、2015年にAPPが資金を出して設立した、インドネシアで環境保全活動を推進する非営利団体です。絶滅危惧種(スマトラトラ・スマトラゾウ・オランウータン)の生息域の保全、森林火災の抑制、地域住民の生活の向上を目的として、地方自治体や大学などと提携して活動しています。www.belantara.or.id/