【2021年3月10日】――エイピーピー・ジャパン株式会社(本社:東京、代表取締役社長:日暮格 以下、エイピーピー・ジャパン)は、販売するコピー用紙の売上の一部(コピー用紙1冊500枚あたり0.1円)をベランターラ基金に寄付し、インドネシアの森林再生に取り組む「森の再生プロジェクト~いっしょにSDGsに取り組もう!~」を行っていますが、この度、2020年8月以来2度目となる寄付を行いました。今回の寄付額は504,598円となりました。
「森の再生プロジェクト~いっしょにSDGsに取り組もう!~」は、ユネスコの人間と生物圏計画(MAB計画)に指定されたギアム・シアク・ケチル=ブキット・バツ(GSK-BB)生物圏保護区の中の荒廃地で森林を再生する活動です。この保護区はスマトラ島リアウ州中部にあり、近くにはAPPの植林地や紙パルプ工場もあります。
プロジェクト対象地域はかつてトラやゾウが生息するうっそうとした森でしたが、違法伐採や森林火災などさまざまな理由で森林劣化が進み、現在は成木が2、3割に満たない荒廃林となっています。昨年、この荒廃林5ヘクタールに、ベランターラ基金のスタッフ、APPグループの植林会社のスタッフ、テミアン村の住民が協力して、絶滅危惧種であるラミン(ゴスティルス属)に加え、メランチやレサクといった自生種の苗を約2000本植えました。
植えた苗が成長して森となるには、下草の除去や施肥などのメンテナンスが必要となります。今回新たに寄付された504,598円はこうしたメンテナンスに使われるほか、さらに苗を植える活動にも使われる予定です。
エイピーピー・ジャパンのこうした取り組みは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の13番「気候変動に具体的な対策を」、 15番「陸の豊かさも守ろう」、17番「パートナーシップで目標を達成しよう」に関連しています。
今後も約半年ごとにコピー用紙の売上を集計して寄付を行い、末永くベランターラ基金の活動を支援するとともに、定期的に活動の進捗をお知らせしていきます。
初回の寄付で行われた植樹の様子は、下記の動画で確認できますのでご参照ください。
https://www.youtube.com/watch?v=SQHt33Miobw&t=73s
<ベランターラ基金について>
ベランターラ基金は2015年にAPPが資金を拠出して設立された非営利団体です。APPの伐採権保有地の境界を越えて、絶滅危惧種の生息域の保全や、森林火災の抑制といった景観レベルの森林保全と地域住民支援を目的として、地方自治体や大学などと提携しながら活動しています。 http://belantara.or.id/