【2019年12月24日】 インドネシアを拠点とする国際的な紙パルプ製造企業グループであるアジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)の日本法人エイピーピー・ジャパン株式会社(本社:東京、代表取締役会長:タン・ウイ・シアン)は、2019年12月5日(木)~ 7日(土)の3日間、東京ビッグサイトで開かれた日本最大級の環境展示会「エコプロ2019」に出展し、計6,200人のブース来訪者に「ブースの感想や環境に関するメッセージ」を付箋(ふせん)に記入していただきました。当社はそのすべてを読み、いただいたご意見を集計しましたので、その結果をお知らせいたします。
集計の結果、「紙に関するメッセージ」がもっとも多く1,475名で、具体的には「紙を大切にする(無駄にしない)」「裏紙を使う」「再生紙を使う(紙をリサイクルする)」「ノートを最後まで使う」「ティッシュの使用を減らす」などでした。2番目に多かったのが「森に関するメッセージ」(1,230名)で、具体的には「森林を保護する(森を守る)」「木を植える(植林する)」など。3番目は「APPの展示や活動を評価するコメント」(810名)で、「紙芝居が良かった」「総合森林農業システム(IFFS)の取り組みを応援したい」「植樹に参加したい」「森林火災防止の取り組みが素晴らしい」「APPを始めて知ったが、その考え方に共感した」などでした。ブースのアトラクションでは、インドネシアの森林環境問題に関する紙芝居がもっとも評判が良かったようです。
それ以外には、「節電する」「節水する」「食品を無駄にしない」「環境に良い商品を選んで買う」「ごみを減らす」「ごみを分別する」「CO2を削減する」「エコパックを使う」「水筒を持つ」「プラスティックをリサイクルする」「プラスティックの使用料を減らす」「SDGs達成に向けた取り組みをする」などの多様なメッセージがありました。
当社が今回の「エコプロ2019」で付箋に環境に関するメッセージを記入していただく手法を採用したのは、来訪してくださる方々に一方的に説明するのではなく、皆様の感想や環境に関する考えを伺い、今後の取り組みに活かしたかったからです。環境保護に関する皆様の熱いメッセージを受け、社内からも「励みになった」「紙づくりを通した森林保護についてもっと勉強したい」といった声が聞かれました。
APPグループは2013年2月に「森林保護方針」を発表して、「自然林伐採ゼロ」を誓約しました。それ以来、徹底して植林木だけで紙をつくり、自然林を一切伐採しない資源循環型の経営に取り組んでいます。さらに、ベランターラ基金などを通じて、インドネシアの森林保護・再生支援に取り組み、温室効果ガスの排出抑制や生物多様性の保全など、SDGsの達成に貢献しています。APPはこれからも、地球環境の保全と持続可能な事業活動に尽力してまいります。