2015年6月8日
エイピーピー・ジャパン株式会社
エイピーピー・ジャパン株式会社
アジア・パルプ・アンド・ペーパー・グループ(APP) PEFC認証製品の提供を拡大
~APPの植林地約30万ヘクタール※がPEFC森林認証を取得~ ※参考:東京都の面積約22万ヘクタール
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IFCC-PEFC認証を取得した306,400ヘクタールの植林地は、インドネシア、リアウ州にあるAPPの原料供給会社二社PT. Arara Abadi社とPT. Satria Perkasa Agung社によって運営されています。これに加え、100万ヘクタールを超える植林地がIFCC-PEFC認証取得の最終段階にあり、まもなく認証を取得するものと期待されています。これは、「2020年までにAPPのすべてのパルプ材供給会社が持続可能な森林管理認証を取得する」というAPP持続可能性ロードマップ・ビジョン2020の目標の実現に前倒しで到達することを意味します。
「消費者は持続可能な認証製品を以前にも増して求めています。APPはすべての信頼できる認証スキームを受け入れており、PEFCのメンバーであると同時にPEFC認証を支持してきました。当社はインドネシア国独自の持続可能な森林管理認証の発展に真摯に取り組むと共に、同認証が国際的に求められた基準と完全に連係したものとなるように支援してきました。これは、持続可能な森林管理が独立した保証を受けることは、当社のお客様にとって非常に重要であると認識しているためです。IFCCの発展に対する支援に加え、PEFCによるIFCCの承認、そして、IFCCが国際基準を満たしていく上で原料供給会社が行ってきた懸命な努力により、我々はこの目標を達成しました。当社が自然林伐採ゼロ誓約を実施するようになって今年で3年目を迎えます。IFCC認証とこの誓約との相乗効果で、APPの製品を購入していただくお客様は、APP製品は品質が高いだけでなく森林認証を取得しており、トレーサビリティが確保された、インドネシア各地の持続可能な森林管理を支援する製品であるという保証を受けることができるのです」と APP持続可能性担当役員のアイダ・グリーンベリーは述べました。
PEFCインターナショナルの事務局長ベン・ガニバーグ氏は次のように述べています。「先日承認されたIFCCの森林管理基準に照らして初めての認証書が発行されたことは、インドネシアが世界中の顧客に対して持続可能な森林管理の誓約を示しているということであり、この取り組みに関われたことをPEFCは光栄に思っています」
さらに、IFCC会長のドラジャドHウィボウォ氏はこう述べました。「本日、多くの懸命な努力が実を結び、国際的に認められたインドネシアの森林認証を確保するという長年の希望が実現しました。また、責任を持って調達された製品の保証として世界的に認識されているPEFC認証の存在により、我々のもうひとつの希望――インドネシア経済を振興し、我が国のもっとも価値ある資源のひとつである熱帯の自然林を保護すると同時に小規模森林保有者を支援すること――が強く支持されることになります」
IFCCは2014年10月にPEFCによる正式な承認を受けました。その結果、APPの原料供給会社によるIFCC-PEFC認証パルプ材は、PEFC認証原材料の新たな地域供給の源となります。なお、これまでAPPが使用していたPEFC認証原材料はすべて輸入でまかなっていました。
注:新たに実現したIFCC-PEFC認証に加え、APPのパルプ材供給会社はインドネシア国定の木材合法性検証(VLK)基準や持続可能な生産林管理(PHPL)基準、自主的なインドネシア・エコラベル協会基準に照らした認
証を取得しています。
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<APPについて>
アジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)は、インドネシアと中国の紙パルプ製造企業グループの総合ブランド名です。APPには、ティッシュ、包装および紙製品について増大を続ける世界的な需要を満たす上質な製品をお届けする責任があります。来る日も来る日も、当社の製品はさまざまなブランドの形で世界中から消費者の皆様のお手元に届いています。1972年に苛性ソーダを生産するチウィ・キミア工場から操業を開始した当社は、現在、インドネシアと中国で生産活動を行っており、紙、パルプ、包装製品、加工製品の総合生産能力は年間1,900万トンを超えています。現在、APPは6大陸の120ヶ国で製品を販売しています。ここ数年、当社は買収と自社紙パルプ工場の拡張によって事業を大幅に拡大してきました。多くの国々の営業所を通じて当社が世界中で紙製品の販売シェアを伸ばし、存在感を増すことができるのは、顧客満足を第一に考えているためです。当社は「伝統と革新は矛盾しない」と信じています。これは、東洋の伝統の一環として長期的な関係を重んじる一方で、革新と効率性という近代的価値を取り入れていく決意があるということです。また、サプライチェーンの完全性の維持は、APPの事業活動と持続可能性ロードマップ ビジョン2020に対する誓約にとって極めて重要です。APPの事業活動の詳細については、当社の持続可能性報告書と森林保護方針をご覧ください。
www.asiapulppaper.com
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<APPジャパンについて>
APPジャパン(エイピーピー・ジャパン株式会社)は、インドネシアのジャカルタを本拠とする総合製紙企業APPグループの日本における販売会社です。1997年の設立以来、17年以上にわたり日本市場のお客様のニーズにお応えするため、印刷、情報用紙、板紙、コピー用紙、文房具などの分野で、多様な紙及び板紙製品を提供しております。
www.app-j.com
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<PEFC森林認証プログラムについて>
PEFC森林認証プログラム(Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes)を運営するPEFC評議会は、スイス・ジュネーブに本部を置く非営利、独立NGOであり、利害関係者から独立した第三者による認証の実施を通して持続可能な森林管理の促進を目指すことを目的に、1999年に設立されました。PEFCとは林業関係企業・団体・個人、政府、労働組合、環境団体など多数の利害関係者(ステークホルダー)の参画に基づき、世界149カ国の政府が支持して策定された、持続可能な森林管理のための政府間基準をベースに、各国で個別に運営される森林認証制度の相互承認を推進するための国際統括組織です。メンバーとして39カ国の森林認証制度が参加。現在、PEFC森林認証プログラムは2億6千万ヘクタールを認証しており、世界最大の森林認証制度として木材・紙製品の購買者も持続可能な森林管理の促進に確実に参加できるための手段を提供しています。
http://www.pefcasia.org/japan/index.html
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コーポレートコミュニケーション本部
山梨真美
Tel: 03-5217-1263
Fax: 03-5217-1105
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エイピーピー・ジャパン広報代理
エデルマン・ジャパン株式会社 末次、小保内(おぼない)
Tel: 03-4360-9000 E-mail: APPJapanPR@edelman.com