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APP、国家木材合法性基準の100%順守を公約とする インドネシア業界団体に賛同

インドネシアの業界団体、国家木材調達政策における
木材供給源の合法性検証システム (SVLK) 認証基準の承認を求め世界中の政府に呼びかけ


APP は、インドネシアの国家木材合法性およびトレーサビリティ基準を支持し、これを順守する木材製品の輸出に関わるインドネシアの主要な業界団体であるインドネシア紙パルプ協会(APKI)および企業と協力することを発表しました。また、APKIは結束して世界中の国々に対しインドネシアの基準の認知および承認を呼び掛けています。

2009年に制定されたインドネシアのCoC認証プログラムでは、厳格な木材供給源の合法性検証システム(Sistem Verifikasi Legalitas Kayu、以下SVLK)を採用しており、輸出される木材製品は合法であり、かつ検証された供給源までのトレースを保証しています。合法的な供給源からのSVLKは、森林業界のライセンス、伐採、輸送、加工に関わるインドネシアの規制に従った合法的な供給源からの木材加工製品のみを、森林業界が受け入れるために策定されたものです。この認証システムは、持続可能な森林管理認証(SFM)を全面的に取得するための重要なステップとなります。

APPの持続可能性担当役員であるアイダ・グリーンベリーは2011年3月10日(木)にジャカルタで行われたフォーラムで、インドネシアの木材製品を輸入している諸外国は、インドネシア製品が高水準の木材合法性基準とSFM認証に順守したSVLK指針に沿って認められていることに全幅の信頼を置き、また、世界中の国々が自国の自然林保護の過程で法的保護を与えたように、こうしたインドネシアの基準も同様に受け入れられるべきであると述べています。

また、グリーンベリーは次のようにも述べています。「APKI加盟メンバー会社は、森林合法性に対するインドネシア国家規格を100%順守することに共同で取り組んでいます。インドネシアのパルプ材サプライチェーンへの違法伐採木材は許さず、認めないことを世界に対して宣言します。また、国連ミレニアム開発目標への支持の一環として、インドネシア政府は貧困をなくすことを強くコミットしています。その中で、紙パルプ業界は、雇用創出および地域開発、社会的地位向上プログラムなどへの取り組みにおいて重要な役割を果たしています。インドネシア全土のAPKI加盟メンバー会社は、様々なステークホルダー、政府首脳、地域NGO、地域のリーダーなどとパートナーシップを組み、SFM認証を得るための努力を進めるための環境作りに協調して取り組んでいます。」

  • ※完全版(PDF)はコチラよりご確認ください。



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