三回に分けてご紹介しておりますAPPの工場 チウィ・キミア(以降、"TK")の「HIV/AIDS意識向上プログラム」について、第二回目の今回はそのブログラムの内容となります。
チウィ・キミアHIV/AIDS意識向上プログラムは、政府機関やNGO、地元のパートナーの一つであるMulia Abadi 基金を通じてUNAIDSなど、各関係機関・団体・企業との協力関係を築き、キャンペーン・キットを使ったHIV/AIDSの危険に関するキャンペーン活動への取組みから始まりました。
第一歩として、工場の経営陣によるコミットメントと従業員の啓蒙活動が実施されました。(TKの従業員の80%以上は21から40歳の年齢層に該当し、92%は高校またはそれ以下の教育しか受けていないため、HIV/AIDSの危険に関する従業員教育は非常に重要となります。)ウィルスの拡大を阻止するため、異なる部署の人員で構成された特別調査委員会を設立した他、コミットメントの証として、HIV/AIDS問題に関する方針を作成し、この意識向上プログラムを人事(HR)及び安全衛生環境(HSE)活動に組み込みました。
また、今後の工場外の地域社会でキャンペーンを成功させるには、内部に強固な基盤があることが必要と考え、キャンペーン対象を直接に雇用している従業員に加え、工場の下請業者や外注業者まで拡大しています。
意識向上プログラムの次の一歩は周辺の地域社会や学校を教育することです。TKは周辺の学校や公共の場で、ちらしや小冊子を配ると共に、セミナーやワークショップなどの活動を通じてHIV/AIDSの危険に関するキャンペーンを積極的に行っています。さらに、TKは可能な限り広く知識を広めるため、HIV/AIDSに関する展示会に熱心に参加してきました。