
APPは2013年2月に森林保護方針(FCP)を立ち上げ、APPのサプライチェーン全域での自然林の伐採を即時、恒久的に停止するという画期的な発表を行いました。このFCPの主な内容は以下の通りです。
- 自然林伐採ゼロ方針
- 独立した第三者機関による森林評価(HCV/HCS)の実施
- 泥炭地の保全によるカーボン発生の抑制
- 森林管理活動により、高い保護価値が保護されている森林で収穫された木材
- 社会問題への適切な対応
現在、エイピーピー・ジャパン株式会社がGPNのエコ商品ねっとに掲載している商品は、FCPの方針を受け入れた原料供給会社の植林地から供給される植林木により生産されています。また、これらの供給会社の植林地は、LEI、PHPL、VLKのいずれかの第三者認証を受けています。
重大な社会的紛争の問題については、APPはFCPで定められた共同紛争管理法(CCM)のガイドラインを採用し、紛争解決に向けて積極的に対処しています。APPはパートナーであるTFT(環境支援団体)の社会問題専門家と共に、紛争解決プロセスに取り組んでおり、GPNガイドラインで規定された重大な社会的紛争がある地域からの調達は行っていません。
前述のLEI、PHPL、VLKの各認証の指標には社会的側面に関する項目が含まれており、こうした指標の審査を受け、認証を取得しています。
直近のニュースとしては、APPは2014年4月、100万ヘクタールの森林保護・再生計画を発表しました。この計画は、NGOを含む多くのステークホルダーの皆様と共に、インドネシアの重要な森林景観の保全に取り組む重要なプロジェクトであり、年内中に活動開始の見込みです。